美養コラム

ベタベタ毛穴から読み解く!肌の衰えサインとは?

皆さま、こんにちは!日差しが強くなってきましたね。

夏まではまだちょっと時間があるからと紫外線対策はもう少し先でも良いかなと思っていませんか?

紫外線は、2月の後半から始まり、10月の初めまで容赦なく降り注ぐと言われています。そして、もっとも強く降り注ぐのが4~5月にかけて!

つまり今この時期です。早めのうちから紫外線対策を始めましょうね。

さて、なぜわたしが紫外線のお話をしたかというと、先月のブログでもお伝えしましたが、この時期は気温が上がると共に、肌テカリによる化粧崩れの悩みが増えてきます。

肌テカリといえば、一般的にはなんらかの原因で皮脂が過剰に分泌されてしまうことによるもの。

でも実は、皮脂の過剰分泌による原因以外に、女性にとってもっと怖い原因があるのをご存知ですか?

それは、毛穴のたるみです。

毛穴のトラブルには、「黒ずみ毛穴」、「角栓毛穴(詰まり毛穴)」、そして「たるみ毛穴」があげられます。

「角栓毛穴」と「黒ずみ毛穴」については、先ほどお伝えしたように、皮脂の過剰分泌が関係しています。そして、まさに毛穴の代表的なトラブルとも言えますね。

しかし!!!「たるみ毛穴」とは、皮脂の過剰分泌よるものというよりは、肌の衰えが関係しているのです。
私たちの肌というのは、表皮・真皮・皮下組織の三層で成り立っていて、そのうち真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸によって肌が、パンッとした弾力を持てるよう支えられています。

しかし、紫外線や紫外線に伴う活性酸素などの影響により真皮層が衰えてしまえば、肌を支える力が弱まり、肌表面にある毛穴もキュッと引き締まった丸い形ではなく、だらんと縦長に緩んでしまうのです。

→歳を重ねるとともに頬周りの毛穴が目立ってくるのはそのため!

毛穴が緩んでしまえば、皮脂が過剰に分泌されていなくても、自然と皮脂が流れ出てきやすくなり、肌表面がベタベタして、最終的には日中の化粧崩れに繋がってしまうわけです。

特に女性の30~40代は肌の転換期。

今まで同様に皮脂の過剰分泌かなと思っていたら、「実は肌の衰えサインだった!!」なんてことがあるわけです。

そこで、今日は大人女性に向けてたるみ毛穴×テカリ肌のための化粧崩れ対策を教えちゃいますね。

目次

たるみ毛穴×テカリ肌のための化粧崩れ対策

【対策その1】皮脂も美容成分も閉じ込める!

今回使うコスメはこちら▼

左から、時計回りに、RJローションEXb(化粧水)、発酵プラセンタエキス(美容液)、人参緊膚水(収れん化粧水)。

 

 

 

 

肌の衰えによって毛穴が緩まり、皮脂が出やすくなるので、肌の衰えをサポートします。洗顔したら、@cosmeベストコスメアワード3年連続受賞(※)、殿堂入りまで果たした『シルコット うるうるコットンスポンジ仕立て』にエイジングケアに特化した化粧水をつけて、コットンパックをしましょう。5分くらい経てば完了です。※2016年・2017年ベスト美容グッズ第1位、2018年殿堂入り

『シルコット うるうるコットンスポンジ仕立て』を取ったら、まだ肌表面に化粧水が残っていると思うので、手のひらを使って顔を覆い、やや上向き方向に力を入れて化粧水を肌に馴染ませていきます。そのあと、化粧水と同様にコラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタが配合されているような美容液を頬周りの中心に塗ってあげましょう。

そのあと、『シルコット うるうるコットンスポンジ仕立て』と収れん化粧水で、今度はパッティングします。

毛穴を引き締めることによって、テカリ肌の原因となる皮脂の流出を防ぎ、さらにエイジングケアができる美容成分を閉じ込めてしまいます。

【対策その2】日焼け止めをきちんと塗る!

最近の下地やファンデーションは、UVカットのできるものがほとんどですが、紫外線が強くなるこの時期は、下地やファンデーションとは別に日焼け止めもきちんと塗りましょう。

肌の衰えは紫外線による影響が80%以上。しかもそのうちのほとんどが海やプールなどのレジャーではなく、毎日の生活で浴びるうっかり紫外線によるものです。そのため、スキンケアの最後は日焼け止めまでと覚えましょう。

(日焼け止め: FTC UVパーフェクト FFクリーム)

 

 

 

 

【対策その3】メイクの最後に定着スプレーを!

メイクを定着させ、化粧崩れを防ぐスプレーが各メーカーから発売されているのはご存知ですか?私のお気に入りはクラランスのフィックスメイクアップアフターメイクアップローション。

(夏場はポーチに入れておくと便利!)

メイクの定着だけでなく、肌の衰えと関係する活性酸素の原因となる大気汚染からも肌をガードしてくれるお守りコスメとも言えますね。

いかがでしたか?たまに、肌のベタベタや化粧崩れが嫌だからといって、保湿をきちんとせずにさっぱり系の化粧水のみでスキンケアをしている方もいます。

思春期ならまだしも大人女性の場合には肌が乾燥し、より皮脂を分泌するだけでなく、乾燥が進めば肌の衰えにつながり、悪循環になることもあります。

化粧崩れは、朝のちょっとした一手間(パッティング)と便利なコスメ(収れん化粧水・定着スプレー)で防げるもの。ぜひ肌のベタつきを怖がらずに、エイジングケアも行なってくださいね。

それでは、また次回お会いしましょう!

ABOUT ME
日中美容研究家 濱田 文恵
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳師 自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した過去から、”キレイ” は自分自身で作れることを確信。2017年、一般社団法人日本セルフ美容協会を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。 昨年末、初の著書『運命をこっそり変える』を出版。現在は美容家として、幅広く活動する。