乾燥

薬膳のプロが実践する。美味しい肌の保湿ケアメソッド

皆さま、こんにちは!

本格的な秋が来る前に、肌の乾燥対策をおさらいしましょう!秋といえば、冬に向かって徐々に気温が下がっていきますが、美容面で言えば気温が下がるよりも湿度がグッと下がる方が怖いことなんです。

湿度が下がれば、肌が乾燥するので、秋になるにつれて夏の間に行なっていた美白ケアから保湿ケアにシフトする方が増えるでしょう。しかし中には、保湿ケアをしているのに、なかなか乾燥が収まらないなんて方もいるのではないでしょうか。

実は、わたしは漢方・薬膳にも力をいれているのですが、漢方薬膳の世界で言えば、秋というのは体内の五臓六腑のひとつ「肺」が乾燥する季節。肺といえば、皮膚呼吸という言葉があるように、皮膚と繋がっているのです。

湿度の低下によって肌は外側から乾燥するのですが、湿度の低下によって乾燥した空気を吸えば肺もまた乾燥します。

=内側の肺の乾燥によって肌はさらに乾燥するという悪循環に。そこで今日は、肌を内側からも外側からも潤わすことができる美養レシピをご紹介!

肺の乾燥に良い代表的な薬膳食材といえば、「白キクラゲ」です。

白キクラゲには、肺を潤わし、体(肌)の乾燥に働きかける役割があるのです。中華圏では、日頃の食生活でよく食べられているポピュラーな食材。

今日紹介するのは、この「白キクラゲ」を使った薬膳デザート。

材料(1人分)

・乾燥した白キクラゲ  10g

・なつめ 3粒

・はちみつ お好み

作り方

①白キクラゲとなつめを10分ほど水につけて柔らかくする

②1Lの沸騰したお湯に白キクラゲを入れ、鍋の水が半量になるまで煮込む

——- ②の段階で半量になった煮汁を大さじ2杯くらい取っておく———

 

 

③なつめを入れて10分ほど弱火で煮込む。

 

 

 

 

④はちみつでお好みの甘さに整えたら完成。

 

 

 

 

温かいままで食べても、冷蔵庫に入れて食べても◎白キクラゲとはちみつが肌と肺の潤し、枸杞の実となつめが血巡りに働いてくれますよ。

 

 

また、②でとっておいた煮汁を冷まして、シルコットうるうるコットンを用意します。

(なんと通常40枚80シート入りなのですが、80枚160シートの大容量バージョンを発見)

白キクラゲから煮出した保湿成分にコットンをたっぷり浸したら、そのまま顔にコットンパックをしましょう。

 

白キクラゲが肌をぷるぷるに保湿してくれますよ!ただしパック後は、軽く水ですすいでくださいね。

今年の秋は、外側からの保湿ケアに合わせて、内側からも美味しい保湿ケアをしていきましょう!

 

ABOUT ME
日中美容研究家 濱田 文恵
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳師 自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した過去から、”キレイ” は自分自身で作れることを確信。2017年、一般社団法人日本セルフ美容協会を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。 昨年末、初の著書『運命をこっそり変える』を出版。現在は美容家として、幅広く活動する。