美白

美白肌の天敵!「陳皮なつめ茶」でくすみ顔対策

季節も夏になりましたね。

夏といえば、皆さま透き通るような白肌を目指すために日々の美白ケアに励んでいるかと思います。

でも、紫外線対策も美白化粧品もきちんと使っているのに、シミ以前に「そもそもわたしの肌って黄くすんでいる」と感じている方もいるのではないでしょうか。

実はこれ、日焼けではなく体内からの不調サインとも考えられます。今回はこの顔の「黄くすみ」についてお話していきますね。

目次

東洋発「黄くすみ」の原因

東洋では顔の肌色から、内臓のピンチサインが予想できるとされています。

例えば、顔色が

青っぽい ➡ 肝のピンチサイン

赤っぽい ➡ 心のピンチサイン

黄っぽい ➡ 脾のピンチサイン

白っぽい ➡ 肺のピンチサイン

黒っぽい ➡ 腎のピンチサイン 

と予想することができます。つまり、顔色が黄っぽい場合には、「脾」がピンチ状態だと言えるわけです。

「脾」と言えば、食べたものを消化吸収したり、吸収した食べ物の栄養を全身に運んでくれたりする働きを持っています。

そのため、顔色が黄っぽい人は、胃もたれが続いたり、口元の吹き出物などがあったりする場合には、この「脾」のピンチサインを疑ってみてもいいかもしれません。

「脾」の養生で肌の透明感を手に入れる!

「脾」のピンチサインかなと思ったら、東洋ではやっぱり養生するのが基本的な考え。というわけで、今回は食欲がなくなりがちな夏にもぴったりな薬膳茶をご紹介します。

柑橘の香りが爽やかな「陳皮なつめ茶」

【材料】

・陳皮 適量

・乾燥なつめ 適量

・水 適量

※濃いめの味にしたいときは水を少なめに、薄めにしたいときは水を多めにと

お好みで調整してみてください。 

作り方はとっても簡単。乾燥したなつめを前日の夜に水に漬け込んでおき、翌日柔らかくなったなつめの種を取り陳皮を鍋に入れて一時間ほど煮込みます。

(1時間煮込んだあとの写真)

そうしたらざるなどで、裏ごしすればなつめの甘すっぱさで甘味料入らずの「陳皮なつめ茶」の出来上がりです。ちなみに、そのまま蜂蜜などを加えて、冷蔵庫で冷やせばちょっとしたデザート代わりにもなりますよ。

陳皮といえば、簡単に言うとみかんの皮を乾燥させたもの。なつめと組み合わせることで、なつめは胃腸の働きにアプローチし、陳皮は胃の気を巡らせるのに一役買ってくれるのです。

紫外線対策や美白化粧品に合わせて、黄くすみ知らずの透明美肌を手に入れるためにも「脾」の養生も忘れないでくださいね〜!

 

ABOUT ME
日中美容研究家 濱田 文恵
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳師 自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した過去から、”キレイ” は自分自身で作れることを確信。2017年、一般社団法人日本セルフ美容協会を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。 昨年末、初の著書『運命をこっそり変える』を出版。現在は美容家として、幅広く活動する。