中医美養法

【古今東西】美白肌を育むための良好習慣

東西問わず、古代より美人の条件には、透明感が満ち溢れ、白く滑らかなツヤ肌を持っていることが挙げられてきました。

「それなら……。私は美人じゃない(涙)」と嘆きたくなる声も聞こえてきそうですが、それは大きな間違い!

白雪姫のような真っ白な肌でなくても、透明感に溢れた滑らかなツヤ肌は、毎日の肌養生で育むことができるものです。今日は美白肌を育むための良好習慣をご紹介したいと思います。

目次

美白肌を育むための良好習慣

水を飲む習慣をつける

透明感に満ち溢れたツヤ肌は、水分をたっぷり含んでいることが必要不可欠。そこで最も簡単で、取り入れやすいのが水をこまめに飲むことです。朝起きたら、まずは一杯ぬるま湯を飲むこと。この時にレモンを一切れプラスすれば美白効果の期待度もアップ。またハトムギを煮出したハトムギ水を作っておいて、頻繁に飲むのも肌の滑らかさに繋がりますよ。ちなみに、水を選ぶときは、水源地が1〜4級の高海抜の「天然ミネラルウォーター」を選部のがおすすめ。人口の添加物を含まず、水分だけでなくミネラルも豊富にとれます。もしお茶が好きなら、玫瑰花茶もおすすめ。

新鮮な野菜やフルーツをたくさん摂る

新鮮な野菜やフルーツはビタミンCを多く含みます。ビタミンCはメラニン色素に働きかけるだけでなく、体内のバリア機能を高めることも期待されています。野菜やフルーツはその野菜やフルーツの特産地のものを買うようにしましょう。

美白肌に必須の栄養素

栄養素 働き  食材
AHA(果酸) 肌の透明感とツヤ感 いちご、りんご
コラーゲン 肌のハリ弾力 豚足 手羽先 白木耳
ビタミンC メラニン色素の抑制 トマト レモン キウイ 新鮮な緑黄色野菜
ビタミンE 肌の色ツヤ弾力 くるみ ごま 落花生 大豆油 ごま油
鉄分 血液の主要成分 肌の血色、色ツヤ 動物の肝臓類、鶏胸肉、卵の黄身、ほうれん草、黒キクラゲ
食物繊維 体内の老廃物排出、老廃物による体内蓄積によるくすみ  うるち米、オーツ麦、りんご、梨、白菜、セロリ、さつまいも、かぼちゃ

心のバランスを整える

心が快適な状態であることが、肌のターンオーバーを整え、健やかな肌を育みます。心が荒れてしまうと、メラニン色素が刺激され、美白に影響が出てしまいます。もし、心のバランスを乱すストレスや要因があるなら、後回しにせず、きちんと解決するようにしましょう。

睡眠時間をきちんと取る

質の悪い睡眠や睡眠不足は、肌のくすみに繋がります。質の良い睡眠をとることで肌がきちんと休まれば、自ずと活き活きとしたハリに満ち溢れる美白肌に繋がるのです。

紫外線対策をきちんとする

外に出るときだけでなく、肌の老化を招く紫外線UVAは非常に長い光線なので、ガラスも突き抜けることができます。そのため、室内にいるときも紫外線対策をきちんとするようにしましょう。また日焼け止めを一度塗れば大丈夫なんてことはなく、時間とともに汗などで流れてしまうものです。およそ2〜3時間に1回は日焼け止めの塗り直しをおすすめします。紫外線は午前中10:00〜14:00のあいだが最も日差しが強いので、真夏のこの時間帯の外出は出来るだけ控えるようにするのも良いかと思います。

【古今東西】美白肌を育むための良好習慣まとめ

いかがでしたか?世の中には高機能な美白化粧品がたくさん売られていますが、これらの多くは美白肌を阻害するシミがそもそもできないように防ぐための働きをするものがほとんど。また医薬部外品に該当する化粧品ということで頼もしい存在となる一方で、使う人によっては肌にとって負担になる場合もあります。そのため、日頃から紫外線対策をきちんと行い、また同時に美白肌を育むための良好習慣を身につけましょう。習慣といっても、何か特別なことをする訳ではなく、今日紹介した習慣は毎日の中で、少しの意識ですぐに取り入れられるものばかりです。ぜひ後悔する前に、参考にしてみてくださいね。

ABOUT ME
日中美容研究家 濱田 文恵
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳師 自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した過去から、”キレイ” は自分自身で作れることを確信。2017年、一般社団法人日本セルフ美容協会を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。 昨年末、初の著書『運命をこっそり変える』を出版。現在は美容家として、幅広く活動する。