美白

【西洋×中医美容】シミの原因と食養生

西洋美容では一般的なシミの原因は、紫外線照射や肌に対する摩擦などの刺激によって、肌を構成する表皮、真皮、皮下組織のうち、表皮層の最も下層部にある基底層に存在するメラノサイトという細胞によってメラニン色素が過剰に作られることで生じると考えています。今では、さまざまな美白化粧品が発売されていますが、シミを消したいなら、本来はシミができないように予防するのが一番の得策。そこで、化粧品による美白ケアに合わせて、シミがそもそもできないような肌作り、体作りが出来るよう美白のための食養生をお伝えしますね。

中医美容が考えるシミを招く内的要因

脾(胃)虚弱

私たちが生命活動をするために必要なエネルギーの素ととなる栄養素を食べ物から消化吸収するために働いてくれる脾胃の働きが低下すると、栄養素の消化吸収が妨げられるのは、皆さまも想像出来るかと思います。しかし、東洋ではこの脾(胃)には、栄養素の消化吸収だけでなく、体内の水液代謝も関わっていると考えています。そのため働きが低下すると、水液代謝が停滞し、体内に余分な水分を抱えてしまうので湿が溜まってしまいます。余分な湿は湿邪という邪気となります。体内の巡りは、気血津液(水)のどれかひとつでも欠ければ巡りの悪さにつながるので、肌にとって不要なものを排出するターンオーバーに影響を与えてしまうのです。ターンオーバーが乱れると過剰に作られてメラニン色素が排出されず蓄積され、シミの出来やすい肌に傾いてしまうというわけです。脾胃の働きを低下させないためには、規則正しい食生活を心掛けることが重要。ちなみに、脾胃虚弱によるシミの特徴は、淡い褐色で、特に唇周りや頬骨の下に、やや縦長の形をして表れるとされています。また肌のシミトラブルに悩んでいる方で、日頃から食欲がなかったり、疲れやすい方は、脾胃の不調を疑ってみてもいいかもしれませんね。

肝気鬱結(うっけつ)

シミは、肝鬱気滞(かんうつきたい)、気滞血瘀(きたいけつお)などにより、気と血の巡りが悪くなることでもできると考えられています。気と血の巡りが健やかであれば、過剰なメラニン色素を含む老廃物はカラダの新陳代謝によって体外に排出されるのでシミができにくくなると考えられます。しかし、気と血の巡りが悪くなれば、先ほどの過剰なメラニン色素を含む老廃物は体内に蓄積され、シミができやすくなるというわけです。ちなみに肝気鬱結(かんきうっけつ)によるシミは、濃いめの褐色または灰色帯びた褐色で、頬骨や鼻の周りに表れるとされています。また肌のシミトラブルに悩んでいる方で、日頃から怒りっぽかったり、神経痛などを感じる方は、この肝気鬱結を疑ってみてもいいかもしれませんね。

腎陽不足

腎の陽気が不足している方は、顔面に血瘀(血巡りが悪い状態)が発生し、シミを招きやすくなります。ちなみに、腎陽不足の場合には顔面からは肌の色ツヤを感じられず、黒みを帯びたシミが表れるとされています。その他、日頃からめまい、耳鳴り、腰痛、寝付けにくい、手の平や足の裏に熱感を感じることがある方は、腎の養生を心掛けましょう。

西洋美容が考えるシミを招く外的要因

紫外線による影響

私たちの肌は紫外線に晒されると肌を守ろうとして、先述したように表皮層内の基底層にあるメラノサイトよりメラニン色素が生成されます。そのため、紫外線UVAに長時間晒されると体は紫外線から細胞を守ろうとして、メラニン色素を大量に生成。大量に作られてしまうので、ターンオーバーによって排出されるはずのメラニン色素の排出が間に合わず、肌内にメラニン色素が蓄積し、肌表面にシミという肌トラブルが表れるのです。そのため、季節を問わず冬でも日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を徹底しましょう。

睡眠不足

睡眠不足は精神状態を不安定にし、交感神経が優位になりやすく、結果的にメラニン色素の生成を促します。そのため、毎日夜更かしを繰り返したり、寝る前にスマートフォンなどで遊んで睡眠の質自体を低下させたりしないようにしましょう。睡眠時間は年齢や生活スタイルなどの個人差はありますが、平均的には7時間は必ず睡眠時間を確保するようにするのがおすすめ。夜、なかなか寝付けない方は、ベッドに入ったら携帯で遊ぶなどを辞め、ラベンダーやカモミールなどの頭と心を癒してくれるようなアロマを炊くなど寝入るまでの時間をゆっくり過ごすようにしてみましょう。

劣化した化粧品の使用

化粧品には物にもよりますが、鉛や水銀などの重金属が配合されている場合もあります。そのため品質が劣化したものが、人体に入ることで紫外線による刺激から体を守るのと同じようにメラニン色素が生成されます。そのためまだ余っているからといって劣化した化粧品を使うのは辞めましょう。基本的には、化粧品は未開封で3年、開封後で1年と言われていますが、オイルや油分を含むものは、油の性質上、劣化が早いため半年間を目安に使い切るといいですよ。

シミ対策におすすめの食材PICKUP

体内からのシミ対策のために、美味しく食べられてシミを防ぐ肌作りのサポートとなる食材をピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なつめ 強力な抗酸化作用を持ち、メラニン色素の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
りんご りんごの中のビタミンCは、肌内でのメラニン色素の蓄積を防ぎ、すでにできているシミに対してもアプローチできるでしょう。
キウイ キウイには果酸が多く含まれ、角質細胞内にと集まるメラニン色素を抑制し、シミ対策にアプローチしてくれます。肌を白く滑らかにするだけでなく潤いをもたらしてくれます。
トマト トマトに含まれるリコピンは、メラニン色素を抑制するのに頼もしい存在。トマトを日頃から食べることで、美白養顔ができます。
白木耳 白木耳には一種の天然コロイドが含まれており、さらに滋陰作用をもつので、日頃から食べることで肌の潤いや、シミや黄くすみなど肌の色ムラに関する肌トラブルに働きかけてくれますよ。

【西洋×東洋美容】シミの原因と食養生-まとめ-

西洋の面で外的要因には、紫外線や摩擦など肌表面に対する刺激によって、体が細胞や肌を守ろうとしてメラニン色素を大量に排出してしまうことが原因と考えることができます。東洋の面で内的要因をみた時には、気と血の巡りの働きが健やかでない場合には、肌内部にメラニン色素や古くなった血などの老廃物が溜まり肌表面にシミとなって表れると考えれるのではないでしょうか?そのため、シミを原因から予防したいなら、日頃から日焼け止めを塗り、規則正しいバランスの取れた食生活と充分な睡眠時間をきちんととり、巡りの良い体と肌を目指しましょう。

 

ABOUT ME
日中美容研究家 濱田 文恵
日中美容研究家 濱田 文恵
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳師 自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した過去から、”キレイ” は自分自身で作れることを確信。2017年、一般社団法人日本セルフ美容協会を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。 昨年末、初の著書『運命をこっそり変える』を出版。現在は美容家として、幅広く活動する。